はい。うちの病院にはいろんな人がきます。はい
類は友を呼ぶ・・・・
と周りからはささやかれていますが、
私は大丈夫なはずですww
本日の患者さまです。
近くの学校化から1本の電話がありました。
ちょっと不思議な人がいるから病院で見てもらえないかということでした。
そこは美術の学校でした。
まあ、近くの病院は手ごろな病院は
うちだったとみえ、電話してみたそうです。
で、そのまま、私のいる病棟へ入院となりました。
まあ、何が問題化というと・・・・・
よくわからないのです。はい。
彼女曰く・・・
「飛んじゃうのっ!飛んじゃうのっ!!」
とのこと。
はい・・・・
事情はわからないのですが、
体が浮いて仕方がないということでした。
こちらの質問にはまったく答えてはいただけないのです。
わかることは
「体が飛んでもしまうということ」
困り果ててしまいました。
落ち着いていただこうと、
先生からの指示の元
薬を飲んでいただこうと
説明しても
ダメっ・・・・・
「その薬で私を殺そうとしてるんでしょっ!!
助けてーーー!!」
の大暴れです・・・
近づくことさえ出来ません・・・・
そのため先生とスタッフとナースステーションに戻り
作戦会議となりました。
「誰か患者さんを捕まえて、注射するとか?」
そんな映画みたいなことして失敗したらどうするんだよっ・・・・
と心の中でつぶやいてみました・・・・
「薬飲ませるのが一番だと思うんだけどなー」
ウーーーーーーーーーーーーん・・・・・・・・・
「あっ!!飛ばない薬ですっていって飲ませてみては・・・・・?」
と恐る恐るバカらしい提案をしてみました。
みんなも「うーーん信じてくれるかな???」
と自信なさげではありましたが、
ちょっとその作戦で・・・・
で、発案者ということで・・・・
私が行くことになりました。
で、患者さんのところに行き・・・・
「あのー・・・先生が飛ばない薬を作ってくれたので、
ちょと飲んでみませんか?イヤだったら、無理にとは言いませんけど・・・・・
どうでしょう?」
先輩たちはもっと強気にいけーって後ろのほうで励ましてたんだけど・・・・
だって無理に言ってまた機嫌損ねたら、
今度はもう打つすべがないような気がして・・・・・
で、結局患者さんは
患者:「えっ!?飛ばない薬が出来たの???」
看護婦:「はい・・・・」
患者:「本物?」
看護婦:「・・・はい・・」
患者:「飲む」
やっと薬を飲んでいただけました・・・・
薬を飲んでいただいたおかげで、
ちょっとしばしの睡眠に入られました。
初めての体験でびっくりしてしまいました。
患者さんのいうことをはなっから否定するわけにもいきませんからね・・・
難しいところです・・・
どんな患者さんにも対応できるように今後もがんばらせていただきます・・・
クリックしてもらえると明日もがんばれるかも・・・