病院にはたくさんの患者さんが入院されていますが、
結構高齢の患者さんが多いのです。
高齢の患者さんは普段の生活では
大丈夫だったんでしょうが、
入院生活というなれない環境の元
少しばかり、ぼ○てしまう方もいらっしゃるのです。
なので、ナースステーションで
一緒にお話したり、食事の介助をしたりしながら
何とか刺激のある日常にしてあげようと
日夜努力をしているわけです。
でも、その努力も報いることなく
夜になるとそういった方は本領発揮とばかりに
活動的になってしまわれるのです・・・・
夜は病棟中電気が消えてしまっているので
定期的な見回りに行くのも
懐中電灯を一つ持って
カーテンをめくり
患者さんの状態を観察しながら、
見回りをしていくわけです。
まあ、夜なので、少なからずも暗い病棟を
歩くのはドキドキしているわけで・・・・
でも、頭のどっかには
みんな寝てるからというような思いもあるわけです。
なので、そーっとカーテンをめっくったさきで
暗闇の中座っている人を見つけたときは
不意に驚いてしまうのですww
小心者だと笑ってあげてください・・・・・
でも、自分が想像していた状態でなければ、
意外と人間は驚くものではないかと・・・・言い訳したりなんかもしますが・・・・・
その中で、一番驚いてしまったのが・・・・
そのおばーちゃんは
日中は観音様のような笑顔で
とてもみんなに好かれて愛されている患者さんでした。
しかし、私が見たものは・・・・・
なんだかがさがさ音がするので
カーテンをそーっと開けてみると
般若のような顔をして
一心不乱に花瓶の花を食べていたのです!!!!
ちょうど、私と目が合ったときは
口から花びらがピロン・・・・・とのぞいたような状態でした・・・・!!
ひっひえーーーーー!!!
お花は蘭の花で赤紫の色でした。
ってのんきな観察をしているまもなく
そのおばーちゃんは
「見ーたーなーーーーー!!」
といわんばかりの形相で
私を見ていたのですっ!!!
驚いて腰を抜かし
「ひっひっー!!」
心の中で叫んでしまいました!
しかし、このままほおって置くわけにもいかず
とりあえず、仕事をしなくては!
驚いているばかりでは!!
と思って食べるのをやめさせようと
近づいたら、急におばーちゃんはいつもの笑顔に戻り
にこにこしながら
ベットに横になってしまいました・・・・・
私は何がなんだか・・・・・・
朝明るくなってその患者さんのベットサイドに行ってみたら
綺麗にお花の花びらの部分だけなくなっていました。
案の定患者さんは
そんなこと覚えてもいませんでしたが・・・・
あれは私だけが見た幻だったのでしょうか?
と思うぐらいでした。
ほんと、夜は人を変えてしまいますね・・・・・・www
今度はどんな人に出会えるのやら???
こんなことに負けずにがんばりたいと思います